2012年10月24日水曜日

[java]パッケージについて

[共通] 当 Blog の投稿に関する基本事項について
→ http://fuunyan.blogspot.jp/2012/09/blog.html


インナークラスについて勉強中
 ↓
アクセス制御について再度確認
 ↓
パッケージ部分について再確認するためにコード書いてみる
 ↓
見事にハマって実行できないorz ← 投稿の原点

こんな流れでパッケージの書き方、ファイルの置き方どうすればいいのか正しくわからなかったので、いろいろ調べた結果を書き出しておく。
なお私の環境はカレントディレクトリとして D:\Data\java 、システム環境には JAVA_HOME は定義していますが CLASSPATH は定義していません。
D:\Data\java>set JAVA_HOME
JAVA_HOME=C:\Java\jdk1.7.0_07

D:\Data\java>set CLASSPATH
環境変数 CLASSPATH が定義されていません

●定義方法と格納場所
パッケージの作成と言うのは別にむずかしいことはない。
普通にコーディングをしてコンパイルをすればいいだけです。
注意するのは以下の部分

・ファイルの先頭でキーワードを宣言する。
hoge.java
// hoge はパッケージ名です、これが必要
package hoge;

public class testPackage{
 public void show(){
  System.out.println("testPackage Message");
 }
}

・キーワードと同じ名称のフォルダーにファイルを格納する
たとえば上のキーワード宣言をしているファイルを格納するなら hoge フォルダーに入れること。
とりあえずこれだけ。
細かいことを言うとフォルダー名とかはコンパイルオプションでなんとかなりそうですが、一意性の保証など諸々の理由から、イレギュラーな手法については考えず、この方法を利用した方がいいでしょう。

ちなみに個別にコンパイルも当然できますが、呼び出し元をコンパイルすることで関連するパッケージファイルも勝手にコンパイルされるようです。


●呼び出し元での記述方法
さて呼び出し元。
こちらも難しい事はありません。
普通に java のコーディングができるなら、いつも通りコードを記述していくだけです。
hogecall.java
class hogeCall{
 public static void main(String[] ages){
  hoge.testPackage tp = new hoge.testPackage();
  tp.show();
 }
}

ちなみに hoge の記述を省略したいのなら hoge をインポートしてしまうことで実現できます。
import hoge.*;

class hogeCall{
 public static void main(String[] ages){
  testPackage tp = new testPackage();
  tp.show();
 }
}


●具体的な配置
上記二つのファイルの具体的な配置は以下の通り。
+カレントディレクトリ
 |hogecall.java
  +hoge
   |hoge.java

こんな感じです。
カレント配下に hoge ディレクトリ
あとはカレントに hogecall.java 、hoge ディレクトリ内に hoge.java を配置するだけです。
この状態で hogecall.java をコンパイルすれば、ちゃんとメッセージが表示されるはずです。
D:\Data\java>javac hogecall.java

D:\Data\java>java hogecall
testPkgMain Message


実は本題のアクセス制御やらの確認ができていないのですが、まぁ次回にでも。

2012年10月19日金曜日

[Apache][Tomcat][Java]環境作成

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以前いくつか類似投稿をしているが自分自身わかりづらかったので一つにまとめてみる。

環境を整えるのに参考にしたサイトリンク
@IT総合トップ > Java Agile > やり直し「JSPとTomcat」(1)
●Tomcat-1.インストール(Windows環境)


01)javaのダウンロード
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
上記アドレスから最新の JDK をダウンロードする。
ダウンロードするバージョンを選択すると、選択したバージョンが提供されているプラットフォームの選択リストが表示される。
そこでまずライセンスへの同意意思を示すために「Accept License Agreement」を選択後、ダウンロードしたいプラットフォームのリンクを選択する。
これをしないと警告メッセージが表示されるだけでダウンロードできません(よく引っ掛かるトラップ)


02)インストール
インストール先をデフォルトの program files 配下から C:\Java\~ に変更しただけ。
windows7 などではセキュリティ系の問題とかでめんどくさいことが発生する場合もあるので私はここに変更しています(フルパスにスペースが入るのも回避したいですし)

あとはウィザード通りです。


03)システム変数追加
以下の二つを追加
  JAVA_HOME=C:\Java\jdk1.7.0_07
  PATH=%PATH%;%JAVA_HOME%\Bin


04)Apache Tomcat のダウンロード
http://tomcat.apache.org/download-70.cgi
上記アドレスから最新版を取得する。
「32-bit/64-bit Windows Service Installer」というやつね。


05)インストール
基本ウィザード通りに進行。
変更がある手順は3か所。

1か所目:Configuration
以下の項目を追加

  User Name  admin
  Password  root

2か所目:インストール先
例によって program files 直下回避です。
あとスペースがやたら入っているので、めんどくさいですが全てなくしています。
(確かにスペースあるほうが見やすいとは思います)

  C:\ApacheSoftwareFoundation\Tomcat7.0

3か所目:完了画面
チェックを両方とも外す。
普段常用するならつけていてもいいですが、そうだとしても設定が完了するまでは起動されても困るので外した方がいいかと。


05)システム変数追加
以下を追加
  CATALINA_HOME=C:\Apache Software Foundation\Tomcat 7.0


06)Tomcat起動
スタートメニューから Configure Tomcat を起動
サービスをスタートする
動作確認のため http://localhost:8080/ にアクセス


 これで正しくインストールできたらしく問題なく動作しておりまする。


余談:
テスト中などに発生する問題。
こんなメッセージが表示された場合(主に Win7 とか Vista など UAC が原因らしく)

unable to open the service 'tomcat7'

Tomcat インストール先直下内 Bin 配下にある Tomcat7w.exe のプロパティで互換性タブを選択。
特権レベルグループ内の「管理者としてこのプログラムを実行する」を選択状態にする。

2012年10月15日月曜日

[C#] 非同期処理

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ファイルの比較処理をテストで作ったのだが、処理が長くなると UI が固まるため、対策として非同期処理を導入することにしました。
今回は web 上で公開されているサンプルなども充実していたので苦労しませんでした。
っと言いたいのですが VisualStudio (っと言うか .NET のバージョンですかね)の違いなどにより使える機能が限定されているため最新の解説ページの情報が役に立たず。
何だかんだと調べてみた結果 VS2008 + C# の組み合わせでは最適と思われる方法で作ってみました。
環境制限などで必要に迫られているようでしたら参考にどうぞ。

今回のテストフォーム上は少しコントロール多めです。
TextBox x 2
Label x 2
Button x 1
ListBox x 1
TextBox に比較対象となるファイルのフルパスを入力しておきます(実行時に入力してもいいですがめんどくさい)
そしてボタンを押すと処理開始となります。
処理結果は ListBox に出力、途中経過は Label に出力します。

とりあえず using 宣言。
using System.IO;            // ファイル操作で使用
using System.Threading;     // スレッド系で使用

次にデリゲートの宣言。
スレッド対象のメソッド(って言う言い方が正しいのか?)を宣言します。
ちなみに宣言位置はクラス内です。
// 非同期処理に利用するデリゲートの定義宣言
private delegate int checkDlgt(string file1, string file2);

// 非同期側スレッド内からフォーム上のコントロールを操作するために利用するデリゲートの定義宣言
private delegate void addStrLog3dlgt(int tgt, string str);

そして非同期側からフォームコントロールを操作するためのメソッド
フォームコントロールは別スレッドからは操作できないため、デリゲート経由で操作することになります。
今回は途中経過を表示したいので、作成しました。
// 非同期側(子プロセス)から listBox3 に追記するためのメソッド
private void addStrLog3(int tgt, string str)
{
    switch (tgt)
    {
        case 1:
            label1.Text = str;      // 処理位置
            break;
        case 2:
            label2.Text = str;      // ファイルサイズ
            break;
        case 3:
        default:
            listBox3.Items.Add(str);
            break;
    }
}

やっとサブスレッドの本体です。
この中でファイルの比較を行います。
// 非同期処理の本体
private int binaryChecking(string file1, string file2)
{
    // もろもろメッセージ出力のための処理
    if (!this.InvokeRequired)
        return 0;

    addStrLog3dlgt asl3 = new addStrLog3dlgt(addStrLog3);

    if (File.Exists(file1) && File.Exists(file2))
    {
        // 指定された2ファイルをバイナリ形式で開く
        byte[] f1 = File.ReadAllBytes(file1);
        byte[] f2 = File.ReadAllBytes(file2);
        // 進捗率表示用
        int iProgress = f1.Count() / 10;

        // 比較元のファイルサイズを表示
        this.Invoke(asl3, 2, f1.Count().ToString());
        this.Invoke(asl3, 3, "start   :" + DateTime.Now.ToLongDateString() + " " + DateTime.Now.ToLongTimeString());
        for (int i = 0; f1.Count() > i; i++)
        {
            if (!(f1[i] == f2[i]))
                break;

            // 進捗状況表示
            if (i % iProgress == 0)
                this.Invoke(asl3, 3, i.ToString("D8") + ":" + DateTime.Now.ToLongDateString() + " " + DateTime.Now.ToLongTimeString());

            // 処理状況表示(非常に処理速度に影響を与えるので下記値を参考に変更)
            //   1=トイレ休憩可能、10=遅い、1000=まぁ待てる、10000=実用範囲
            if( i % 1000 == 0)
                this.Invoke(asl3, 1, i.ToString());
        }
    }
    else
    {
        return 0;
    }

    return 1;
}

そしてコールバックメソッドです。
呼び出したのはいいですが、非同期なのでスレッドいつ終わるかわかりません。
メインスレッドでサブスレッドの終了監視を行うことも可能ですが、それでは結局 UI が固まり本末転倒。
そんなわけで、終わったら自分から申告してもらう必要があります。
そのために利用します。
// コールバックメソッド
private void CallBackMethod(IAsyncResult iAR)
{
    addStrLog3dlgt asl3 = new addStrLog3dlgt(addStrLog3);
    checkDlgt cDlgt = (checkDlgt)iAR.AsyncState;

    string strWork;
    int ret = cDlgt.EndInvoke(iAR);

    if (ret == 1)
        strWork = "finish  :";
    else
        strWork = "abort   :";
    
    this.Invoke(asl3, 3, strWork + DateTime.Now.ToLongDateString() + " " + DateTime.Now.ToLongTimeString());
}

最後にイベント起動部分。
ボタン押下イベントです。
// バイナリファイルの比較
private void button4_Click(object sender, EventArgs e)
{
    // 非同期で動作させるメソッドを指定
    checkDlgt cDlgt = new checkDlgt(binaryChecking);

    // 非同期処理の起動(先方で利用する引数値もここで指定)
    IAsyncResult iAR = cDlgt.BeginInvoke(textBox1.Text, textBox2.Text, new AsyncCallback(CallBackMethod), cDlgt);
}

本当は別途テストプログラムを作成するつもりだったのですが、なんとなく勢いで考えていた処理をそのまま作ってしまいました。
サブスレッドの処理状況表示 if 文の数値を小さくすると格段に処理が遅くなるため、メインスレッド(画面側)の UI が死んでいる様、もしくは死なない様の比較がしやすいかと思います。

余談ですが VS2012 など投稿時点での最新バージョンでは atwait などの処理を利用することで、もっと簡単に高機能な処理を実現できるようです。
バージョン制約が無い方は、その辺も調べられてみてはどうでしょうか。

今回はこれまで。

2012年10月10日水曜日

[C#] App.config の利用方法

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C#で開発を行っていてアプリの固有情報を保存するにあたり、何の制約もないのに ini ファイルを使うことも無かろう・・・って事で C# スタンダードらしい「アプリケーション構成ファイル( App.config )」を利用することにした。
しかし探し方が下手なのか、もっとも単純な使用例(書いて読む)が見当たらなかったので、自分で書いておく。

コードを書く前に
事前準備として system.configuration.dll への参照を追加する必要がある。
ソリューション エクスプローラで右クリック →「参照の追加(R)...」で表示される「参照の追加」ウィンドウが開く。
.NET タブの中から「System.Configuration」を選択して「 OK 」を押下。

お試し環境は、いつもの Button x 2 と ListBox があるフォーム画面です。

// 下記宣言を追加
using System.Configuration;

// app.config の appSettings に情報を設定
private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
    // System.Configuration.ConfigurationManager を利用するにあたり
    // System.Configuration.dll への参照を追加する必要がある
    // (ソリューション エクスプローラで右クリック → 参照の追加)

    // Configuration オブジェクトを開く(対象ユーザーは「全てのユーザー」を指定)
    Configuration conf = ConfigurationManager.OpenExeConfiguration(ConfigurationUserLevel.None);

    // 登録情報の作成
    // キー名:KeyName の後ろに通番を付与した書式
    // データ:日付と時間を登録する
    string keyStr = "KeyName" + ConfigurationManager.AppSettings.Count.ToString();
    string valueStr = DateTime.Now.ToLongDateString() + " " + DateTime.Now.ToLongTimeString();

    // 情報の登録 → 保存 → 情報更新(次回アクセス時)
    conf.AppSettings.Settings.Add(keyStr, valueStr);
    conf.Save(ConfigurationSaveMode.Modified);
    ConfigurationManager.RefreshSection("appSettings");
}

// app.config の appSettings から情報を取得
private void button2_Click(object sender, EventArgs e)
{
    listBox1.Items.Add("--- start reading ----------");

    // App.Config からの読み込み
    // AllKeys は全てのキー名を取得してくれる
    foreach (string keyStr in ConfigurationManager.AppSettings.AllKeys)
        // ピンポイントで取得するだけなら下記1行だけで ok (取得先のキー名がわかっている時など)
        listBox1.Items.Add(ConfigurationManager.AppSettings[keyStr]);

    listBox1.Items.Add("--- end reading ----------");
    listBox1.SelectedIndex = listBox1.Items.Count - 1;
}

Button1 を押すことでデータを登録します。
Button2 を押すことで appSettings よりデータを取得します。
取得したデータは ListBox に追加されます。

データが膨大になった場合のセクション分けもできるらしいのですが、時間なので今回はこれまで。